診療体制

大腸肛門外科の診療体制について

 大腸肛門外科には約30名の医師が所属しており、外来および病棟の診療にあたっております。大腸肛門外科専門外来は月曜から金曜日まで毎日行っており、いつでも受診できる体制が整っています。
病棟は教授や病棟医長による管理のもと3〜4名の医師によるチーム制で診療に当たります。手術をはじめとした治療方針はカンファレンスにより決定いたします。

専門医によるカンファランス。現在はコロナ感染対策のためWEB会議を併用して行っています。

入院・手術の流れ

 幅広い疾患の患者さんを受け入れておりますが、最も多いのは大腸癌の患者さんです。手術までの期間を短くするために1週間程度検査入院していただき、癌の進行度の検査や安全に手術治療を行うための全身的な検査を集中的に行います。検査が終わりましたら大腸疾患専門医によるカンファレンスで治療方針を決定し、改めて手術のために再度入院していただきます。癌の進行度や患者さんの状態によって変わりますが、検査入院から手術までの期間は通常2週間程度です。大腸肛門外科の手術日は週3日(月・火・木曜日)ありますので、あまり待機期間が長くならずに手術治療ができる体制となっています。
 また直腸癌においてはすぐに手術を行わず、術前に化学放射線療法を施行して病巣を小さくしてから手術を行うこともあります。

 そのほか、大腸癌による腸閉塞や潰瘍性大腸炎の急性増悪、肛門周囲膿瘍などの緊急性のある疾患にも随時対応しております。点滴などにより治療を行うこともありますし、緊急性の高い場合には夜間であっても緊急手術を行うことがあります。

受診の予約方法についてはは東大病院ホームページに記載されておりますので、ご参照ください。
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/

また受診に際してわからないことがありましたら、こちらのフォームからも問い合わせ頂けます。



※当科で行っている臨床研究につきましては、こちらをご参照ください。